【WEB3】ERC20でオリジナルトークンを作成する方法（Remix IDE）

前回独自コントラクトでオリジナルNFTを作成してウォレットに転送する方法を紹介しましたが、今回は「～トークン」とよく呼ばれる、自分オリジナルのトークンを作成してみます。

今回のトークンはNFTとは異なり、同じ種類のトークンを1000個など数を決めて作成するもので、代表的なものに仮想通貨があります。その他コミュニティメンバーへの配布など、数量で価値を出すような性質のトークンです。

今回は、私の屋号でもあるTEDASKのトークン、「TEDASKToken」を例に作成したいと思います。

ちなみに今回もメインネットワークではなく、テストネットを利用します。

テストネットのことが分からないかたは、先ず次の記事を読んでテストネット用のトークンを取得してから作業に取りかかってください。

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tedask.jp

Remix IDEサイトでトークンの作成

https://remix.ethereum.org

まず、Remix IDEのサイトに移動します。

左メニューのWORKSPACESをクリックして、「Create using template」を選択します。

OpenZeppelinの「ERC20 contract with: mintable」の「Create」をクリックします。

ダイアログがでるので「OK」をクリック。

「contracts」の「MyToken.sol」をクリックすると、コードが既に書かれているので、独自のトークン名に書き換えてください。

今回の例では「TEDASKToken」とシンボルの「TDSKTK」に書き換えました。

次に左メニューの「Compile」のメニューをクリックします。

画面が表示されたら、Compilerのバージョンをソースコードのバージョン「pragma solidity ^0.8.20;」をCompilerを選択して合わせます。

バージョンを合わせたら、「Compile MyToken.sol」ボタンをクリックします。

Compileが完了したら、次にDeployの画面に移動します。

まず、一番上の項目の「ENVIRONMENT」をMetaMaskを選択します。このとき、もしMetaMaskと連携がまだの場合は、アドオンのMetaMaskが立ち上がり、ログインを促されるはずです。

MetaMaskと連携が完了したら、「Deploy」ボタンの横に、自分のウォレットアドレスを入力して、「Deploy」をクリックします。

MetaMaskのダイアログで、「コントラクトの展開」が表示されるので、「確認」をクリックします。

Deployが完了したら、トークンの作成が完了です。

作成したトークンの数を指定して発行する（Mint）

「Deployed Contracts」の下のコントラクトをクリックすると、更にメニューが表示されます。

その中の「Mint」の展開マークをクリックすると、入力欄が表示されるので、to:には自分のウォレットアドレスを入力し、amountには発行したい数×1000000000000000000（18桁）の数値を入れます。

もし1000トークン発行したい場合は、1,000*1,000,000,000,000,000,000 = 1000000000000000000000（22桁）を入力します。

入力が終わったら、「transact」をクリックします。

MetaMaskが立ち上がり、「トランザクションの要求」が表示されるので、「確認」をクリックします。

Mint処理が完了したらこれで発行が完了ですが、自分のウォレットに取り込みたいのでターミナルのチェックマークが付いたログをクリックします。

ログが展開したら、「to」のをコピーマークをクリックして、次に進みます。

トークンをウォレットに取り込む

MetaMaskを開いたら、「トークン」タブを開きます。

MetaMaskのバージョンにもよりますが、もしこの画面に「トークンをインポート」というメニューがなければ、「ドットのメニューアイコン」をクリックすると、「トークンをインポート」メニューがあるので、クリックします。

先程コピーしたコントラクトアドレスを入力すると、「トークンシンボル」がソースコードで設定したものが自動で表示されるので、「次へ」をクリックします。

先ほどMintした「TEDASKToken」が表示されるので、「インポート」をクリックします。

そうすると、一覧に作成したオリジナルトークンが追加されました！

作成したトークンは、テストネット上にはなりますが、もちろん送金したりできますので、色々実験してみてください。

まとめ

今回は、ERC20でオリジナルトークンを作る作業を紹介しました。

RC721とは異なり、唯一無二のNFTではなく、お金のように同じ物の数を作るための規格です。

ERC20の方がどちらというと、応用範囲が効きそうで練習としてトークンを作れるようになっておくと良いかもしれませんね

以上、「【WEB3】ERC20でオリジナルトークンを作成する方法（Remix IDE）」でした！