こんにちは。テダスクのとしです。
この記事は、WordPressの運用者向けの記事になります。
WordPress5.0が12月7日に数年ぶりのメジャーアップデートで、WordPress5.0がリリースされました。
メッセージサポートを契約していただいている方達からもアップデートした方が良いのでしょうか?というお問い合わせがあったので、恐らくみなさんも気になっているかと思いますので注意事項などもお合わせてご説明したいと思います。
基本的には安定版まで見送る
先ず最初にお伝えしたいのが、いきなりは更新しない方が良いですよという話です。
今までWordPressの4系で使っていたときも実は同じで、例えばWordPress4.8からWordPress4.9へメジャーアップデートがあった時はやっぱり慎重になる必要があって、WordPress4.8.1になるまで約2ヵ月だったのですが、初期のバグが解消されてきてようやくそろそろアップデートしようかなといった感じでした。
恐らくみなさんはセキュリティの事も気にして、すぐにアップデートする癖が付いている方も多いと思いますし、それは正しい運用の仕方です。
しかしながら、通常のメジャーアップデートに加えて、この5.0というメジャーアップデートに関してはちょっと今までとは勝手が違います。
例えば大きなところで、エディターがガラッと変わっています。
これって何気に凄い更新で、エディターに関わるプラグインやもっと大事なところでテーマ自体もエディタに組み込んでいる機能があったりすると、それも対応していない場合最悪エラーになってしまう可能性もあります。
なので、今のところ大きなセキュリティリスクがないので、バグの解消、テーマの対応などが完全に済むまでもう少し様子を見ることをおすすめします。
それでも、やっぱりアップデートしてみたい!という方は、次以降の3つの必ずやることを読んでから、アップデートするようにして下さい。
必ずやること1:テーマがWordPress5.0に対応しているかを調べる
WordPressは今回の5.0のアップデートに限らず、WordPressを更新する際はテーマ(テンプレート)を配布しているサイトを必ず見にいくようにしましょう。
有料で購入しているテーマであれば、今回のWordPress5.0のアップデートに関する注意などを書いているはずです。
もしテーマを配布しているサイトで、「問題ないです」ということでしたらアップデートは考えても大丈夫でしょう。
必ずやること2:プラグインがWordPress5.0に対応しているかを調べる
テーマ同様にプラグインも必ず、配布先でのお知らせを調べて下さい。
もしくは、WordPress公式サイトのプラグイン情報で調べることも出来ます。
[st-step step_no=”1″][/st-step]
Googleでプラグイン名で検索する(例でall in one seo packと調べてみます。)
[st-step step_no=”2″][/st-step]
検索に出てきた公式サイトのページをクリック
すると、赤く囲んである所を見ると、「検証済みのバージョン:5.0」と書いてあるのが分かりますね。
つまり、All in One SEO Packに関しては、WordPress5.0に対応しているということになります。
はい、これだけなんですが、これを今インストールしている全てのプラグインで確認して下さい。
一応よく使われている他のプラグインでもも見てみましょう。
例えばTimyMCE advancedというエディタを拡張するプラグインで、結構みなさん使っていると思いますがこちらはどうでしょうか。
TimyMCE advancedに関しては、4.9.8で止まっています。
恐らくまだ冒頭でも軽く話した、新エディタに対応出来て無いのだと思います。
こんな風に、今使っているプラグインが未検証のままでWordPress5.0にアップデートしてしまうと、エラーが出る場合がありますし最悪の場合、真っ白な画面になってしまう可能性もあります。
こういう事から、今はやはりアップデートは慎重になるべきだと言えます。
必ずやること3:バックアップを取ること
WordPressのアップデートをするときにバックアップを取るのは、鉄則中の鉄則です。
例えば、5.0にアップデートした後に不具合が出てやっぱり戻したい!となった場合バックアップから復元する事で元に戻すことが出来ますね。
ただし!先程のプラグインの対応状況を確認して、お使いのバックアッププラグインが5.0に対応していることを必ず確認する事を忘れないで下さいね。
おまけ:WordPress5.0のエディタを旧バージョンで使いたい場合
今までの説明を理解した上で、WordPress5.0にしたよ!という人もいると思いますが、それでも新しいエディタが使いにくいという人は一応旧バージョンのエディタをプラグインを入れることで使うことが出来ます。
プラグインの新規追加で「classic editor」と検索すると出てきます。
これを有効化して「設定」→「投稿設定」の画面に行くと、新たにクラシックエディター(旧バージョン)とブロックエディタ(新バージョン)の切替が出来るようになります。
この状態で、「新規投稿」の画面に行くと
いつものエディタに戻りましたね。
しかもTinyMCE advancedもちゃんと表示されていますね。
こんな感じで、古いエディターでWordPress5.0を使うことも出来るようですので、TinyMCE advancedの事も考えると今のところはこの「Classic Editor」を使うのが得策かなと思います。
最後に
今回は、WordPress5.0のアップデートをするべきかについて考えられることを纏めてみましたが、バグなどが解消された安定版が出るまではしばらくは見守る方が良いと私は思っています。
ただこれは私個人的な意見ですので、私以外のウェブエンジニアの方のサイトも見てみて判断してくださいね。
以上、WordPress5.0に更新・アップデートするべき?の質問にお答えします。でした。
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