こんにちは。テダスクのとしです。
TEDASKでのサービスに、個人事業主の方やこれからブログをWordPressで始めたいという方のために、WordPressの立ち上げお手伝いサービスをさせていただいているのですが、その時によく、おすすめのプラグインを教えて欲しいという要望がよくあります。
私なりに最低限必要なプラグインというのがあり、その時に一緒にプラグインのインストールも行っているのですが、私が考える最低限必要なプラグインは6つだと思っています。
今回はそのプラグインをお伝えしようと思います。
立ち上げ時に最低限必要なWordPressのプラグインはこの6つ
立ち上げに最低現必要なWordPressプラグインは次に挙げる6つです。
- WP Multibyte Patch(日本語版WordPressのバグ対応)
- All in One SEO Pack(アナリティクスの設定、SEO周りの設定、OGPの設定、Google XML site mapsの作成)※
- All In One WP Security & Firewall(不正アクセス防止、スパムコメント防止、ファイアウォールなどセキュリティ系)
- EWWW Image Optimizer(アップロードした画像のサイズ圧縮、最適化)
- BackWPUp(バックアップ)
- TinyMCE Advanced(テキストエディタのメニュー追加)※
リストの中に「※」があるプラグインについてですが、そもそもテーマの中に機能として組み込まれている場合はプラグインを入れる必要はありません。
例えば、無料のテーマでSimplicityというテーマがありますが、SimplicityはSEO関連やアナリティクスの導入に関しては、ほぼテーマで完結するためAll in One SEO Packは不要です。
ただ、Googleに送信するサイトマップを作成するための、xml sitemapを作る機能が無いので、代わりに「Google XML Sitemaps」を入れる必要があります。
またTinyMCE AdvancedとWordPress Popular Postsについても、テーマに仕組みとして組み込まれている場合も同様で、テーマの機能で設定して使うのがベストです。
プラグインを入れれば入れるほど、サイトの表示が重くなったり、追加したプラグインによるセキュリティリスクも上がってしまうので、テーマに入っている機能で済ませることが出来るならそれがベストです。
それでは個々のプラグインについて簡単に説明していきます。
WP Multibyte Patch(日本語版WordPressのバグ対応)
このWP Multibyte Patchは、ホスティングが用意しているWordPress簡単インストールなどでインストールするとほぼ自動的にインストールされています。
日本語版WordPressのバグ対策用(日本語の文字がマルチバイトだから)のプラグインですので確実に入れましょう。
All in One SEO Pack
All in One SEO Packは、SEOの内部対策を行うのに便利なプラグインで、技術的な話をすると<head>タグというサイト上では見えないホームページの裏の設定で、メタディスクリプションやメタキーワードを設定する事が出来ます。WordPress本体にはこのメタディスクリプションやメタキーワードの設定がありませんので、やはりプラグインでやれるのは便利ですね。
このAll in One SEO Packに関しては、SEOの内部対策だけではなく、他にも大事な設定が出来るのですが、例えば一般設定の中にアナリティクスのIDを入れるだけで、アナリティクスとの連携が出来るようになります。
他には、拡張機能でオンにすることでOGPの設定やXMLサイトマップスの作成も出来るようになるので、この一つのプラグインだけで物凄い時間的な節約が出来ます。
因みにOGPとは、例えばFacebookにシェアしたときによくサムネイル画像が表示されているのをみませんか?
まさにこの設定で、プラグインを入れるだけで画像とタイトル、ディスクリプションを設定するだけでOGPの設定が完了します。
このAll in One SEO Packに関しては、先程も書きましたが、テーマにそもそもSEOの設定やアナリティクスの連携の機能がある場合は、設定が2重になってしまう可能性があるので、インストールしないようにして下さい。
All In One WP Security & Firewall
All In One WP Security & FirewallはAll in One SEO Packに似ていて、セキュリティ系はこれ一つで最低限のセキュリティ設定が出来ます。
例えば、ログイン失敗の回数制限や、スパムコメントの防止、管理画面のアクセスURLの変更など設定が出来ます。
かつてはスパムコメントについてはAkismet Anti-Spamというプラグインを使っていましたが、このプラグインに既に機能として入っているので、こちらのプラグインを使うと良いかなと思います。
詳しい設定はさくらインターネットのブログページに掲載されているのでこちらも参考にしてみて下さい。
EWWW Image Optimizer
EWWW Image Optimizerはアップロードした画像を適宜圧縮してくれるプラグインです。
私は基本的には大きい状態で画像をあげる事はしないのですが、それでも画像の劣化が分からない程度の圧縮を掛けてくれるので、画像を多く扱うサイトでは入れた方が良いプラグインです。
因みに、スマホやデジカメで撮った画像をそのままアップロードすると、当然画像が大きいわけで、画像が大きいとどうなるかというと、ページを開いたときにその画像をダウンロードするのと同じで、ダウンロードが終わって始めてウェブページの画像が表示されます。
つまり、1MBクラスの画像を気にせずアップロードしている人は、この点を気にしないと、ブログ1ページに1MBの画像が10枚とかあったときには、1ページにアクセスしただけなのに10MBも消費することになります。音楽にしたら3曲分くらいでしょうか。
画像は綺麗な方が良いに決まっていますが、今はスマホの時代ですので、画像幅は700px位あれば充分綺麗にみられますので、アップロードする画像をこの機会に見直してみて下さいね。
BackWPUp
これは言わずと知れたバックアッププラグインです。
WordPressのバックアッププラグインには他にも「UpdraftPlus」というプラグインがありこちらの方が評価が高く人気があります。
ただし、このUpdraftPlusに関しては私は正直おすすめしていません。
というのも、UpdraftPlusはバックアップファイルを作るとき、UpdraftPlus専用のファイル構造でバックアップファイルを生成するため、もしWordPress自体が全く消えてしまったら復元が相当大変、もしくは不可能になると思っています。
その点、BackWPUpは本体ファイル全部と、データベースをSQL形式でまるっとバックアップするので、バックアップのミスがなければ確実にこの2つのファイルで元のWordPressを復元できます。
ただし、このBackWPUpを使ってバックアップが出来たとしても、万が一の復元が一般の方にはちょっとハードルが高いのではないかと思います。
ですので、恐らくUpdraftPlusの方が使いやすく、人気があるのだと思います。
なので、バックアップを取るなら間違いなくBackWPUpをおすすめするのですが、一度復元の仕方も調べて万が一の時に備えておくと良いと思います。もしくは周りの出来る方にお願いするでも良いと思います。
因みに私もバックアップファイルがあれば復元のご相談も承っております。
また、私の行っているサービスで「外部バックアップサービス」というものをやらせていただいていますが、このバックアップについてもこのBackWPUpを使ってバックアップをしています。
TinyMCE Advanced
TinyMCE Advancedはエディタの拡張プラグインです。
標準のエディタにはない、フォントサイズの変更や背景色を入れたり、YouTube動画を入れるようなタグも追加できます。
このプラグインも、テーマによってはエディタの拡張を既にしているテーマもありますので、テーマによるエディタの拡張が無い場合に入れておくと便利なプラグインです。
その他の便利機能プラグイン
その他にも便利機能として追加するものとして以下のプラグインがあります。
- Contact form 7(お問い合わせフォーム)
- WordPress Popular Posts(人気の記事の表示)※
- PS Auto Sitemap
- Really Simple SSL
- Autoptimize
- WP Social Bookmarking Light※
の6つでしょうか。
Contact form 7
Contact form 7は言わずと知れた、お問い合わせフォーム生成のプラグインです。
必要な項目を設定した後に、表示されたタグを固定ページに入れるだけであっと言う間にお問い合わせフォームが出来てしまうプラグインです。
お問い合わせページが必要な場合にインストールすると良いです。
WordPress Popular Posts
WordPress Popular Postsはよくブログのサイドバーに表示されている、「人気の記事」を表示するプラグインです。
テーマに人気の記事の表示の設定が無い場合はこちらを使うと便利です。
PS Auto Sitemap
PS Auto SitemapはGoogleのサーチコンソールに送るxmlサイトマップとは異なり、ホームページの全体の構成やページの一覧をサイトを見ている人の為に表示するためのサイトマップで、このプラグインを入れると自動でサイトマップが作れます。
良くホームページのフッターあたりにある「サイトマップ」のページです。
Really Simple SSL
Really Simple SSLはSSLをサイトに導入した方の為のプラグインで、プラグインをインストールすることでhttpからhttpsにリダイレクトの設定をしてくれるプラグインです。
最近はGoogleの方針でSSL化推奨しており、SSL化をするのが一般的になってきましたね。
SSLの取得も今は一昔前よりもはるかに簡単になって、かなりハードルが低くなりました。
しかしながら、実はSSLを取得しただけではサイトは自動的にはhttpsには飛ばしてくれず、リダイレクトの設定をhtaccessに記述しなければ行けません。
リダイレクトの設定をしないとどうなるかというと、httpの状態でアクセスも出来ますしhttpsのアドレスでもアクセス出来る状態になるので、httpにアクセスした場合はhttpsに飛ばすようにするわけです。
これをReally Simple SSLを入れることで、何もせずにリダイレクトの処理が完了してしまいます。
Autoptimize
Autooptimizeは簡単に説明するとHTMLコードとCSSを圧縮するプラグインで、読み込み速度を向上させることが出来ます。
設定については、表示速度改善の為の記事で書いていますのでそちらもご覧になって下さい。
WP Social Bookmarking Light
WP Social Bookmarking Lightはソーシャルボタンを簡単に記事毎に設置できるプラグインです。
もし、お使いのテーマが既にいいね!やShareのボタンがある場合は不要ですが、やはり良い記事を書けばそれだけ拡散したいと思う人もいるので、説明では不要とは言いつつ大事な機能ですので、もし全くシェア関係のボタンがないのでしたら、必ず入れましょう。
まとめ
如何でしたでしょうか?
これからWordPressを立ち上げる人も、既に運営している方も一度プラグインを見直してみて、なるべくスッキリした状態でサイトを運営してみては如何でしょうか?
以上、立ち上げ時に最低限必要なWordPressのプラグインはこの6つとおまけでした。
TEDASKでは個人の方向けに、マンツーマンのWordPress初期設定のお手伝いを行っております。
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