※この記事には一部PRを含みます
こんにちは!
川口のWEB屋さんTEDASKのSeitoです。
SEOの意味や大体のことが分かったけど、狙っているキーワードで順位を上げるためには具体的な作業が分からない。そんなかたも多いかと思います。
狙っているキーワードで順位を取るためには、これをやれば絶対大丈夫!というものはありませんし、Googleの評価システムにより複合的に評価されて順位が上がる仕組みのため、実のところ多岐にわたる対策が必要です。
その一つに、キーワードの最適化というものがあり、TEDASKではキーワード設計といって、サイト全体を構成するキーワードをSEOでも最初の作業として行っています。
今回はこのキーワード設計とそのキーワードの需要がどれほどあるかを調べるために、キーワードの検索数を調べる方法、キーワードに対してどんなアプローチをすれば良いかなどを共有したいと思います。
もし、SEO全体について一度知りたい方は以下のリンクを読むとより理解が深まります。
https://tedask.jp/web-marketing/what-is-seo/
順位を上げたいキーワードの候補を挙げる
順位を上げたいキーワードを先ず列挙していきます。
例えば、私サイトの場合は「WordPress」た「SEO」などWEB制作に関するキーワードが思い浮かびます。
このとき、自分の会社名やお店の名前、屋号などはこのSEOのためのキーワードにしないで下さい。
お店の名前の場合、そもそも認知されていない場合は検索もされませんので、SEOの目的から外れてしまいます。
SEOで狙うキーワードは、お客さんの困りごとや求めているものに関するものになるはずです。
例えば、整体師さんのサイトの場合は「整体」というキーワードよりも、「肩こり」や「腰痛」などと言ったキーワードになるのでは無いかと思いますが、自社で強みとしているキーワードを選ぶのがおすすめです。
というのも、キーワード設計の後はブログを書くわけですが、得意でないキーワード(分野)で設計してしまうとブログネタで困ってしまうためです。
書くブログは専門性が評価のポイントになるので、最も知識があり得意なキーワードを選ぶべきです。
候補のキーワードの複合検索キーワードを調べる
候補のキーワードが決まったら次に、キーワードの複合検索キーワードを調べます。
複合検索キーワードとは、Googleの検索画面で、キーワードを入力するとサジェストされる絞り込み用のキーワードです。
この作業は選んだキーワードに対して、どのくらいの需要があるかを調べるために行います。
では、ラッコキーワードというキーワードリサーチサイトに移動します。
1日5回までは登録やログインをしなくても使えますが、無料で使えるのでこの機会に登録してしまいましょう。
登録は、「新規登録」から行いますが、登録自体は簡単なのでやりかたは省略します。
登録が完了したら、再度トップページに移動して検索キーワードに狙っているキーワードを入力して検索ボタンをクリックします。
今回は例として「WordPress」と入れて見ます。
結果が表示されました。
一通りどんな複合キーワードがあるかを確認したら画面右上の「全キーワードコピー(重複消去)」ボタンをクリックして、キーワード全体をコピーします。
ラッコキーワードでの作業はここまでで終了です。
Googleキーワードプランナーで検索数を調べる
Googleキーワードプランナーとは、Google広告の機能の一つで検索キーワードの検索数を調べることができる機能です。
Google広告に登録すると使える機能ですので、Google広告の登録作業が必要です。
もし、Google広告の登録が手間に感じる場合は、ラッコキーワードの有料版を使うことで、検索数を調べることができるので、ラッコキーワードの有料版も検討してみてください。
Google広告の登録が完了すると、このような画面になるので左メニューの
「ツール」→「プランニング」→「キーワードプランナー」
を見つけてクリックします。
「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリックします。
先程ラッコキーワードでコピーしたキーワードを入力欄に貼り付けて、「開始する」をクリックします。
もし「Xこのキーワードにエラーがあります」と赤い文字で表示されたら、一番下の行に入力されているキーワードがエラーがでているものなので、全て削除して再度「開始する」をクリックします。
すると、グラフの下をスクロールするとキーワード一覧が表示されますので「月間平均検索ボリューム」のタイトルをクリックして、検索数が多い順に並べ替えてみましょう。
画像を見ると「wordpress」というキーワードが月間110,000回も検索されているのが分かります。
その下の「wordpress ログイン」というキーワードが9,900回、「wordpressとは」が6,600回といった感じで、複合検索キーワードもこうして検索数が分かります。
この出てきた検索数が検索需要で、この検索数のキーワードで上位をとるとこの位のアクセス数が見込めると言うことが分かります。
キーワードから検索意図を調査する
需要のあるキーワードが分かったところで、極端な言い方をすると、先程の一覧に出てきたキーワードを、これから作るサイトのブログ記事で網羅すればWordPressというキーワードで上位が取れそうですね。
ただ、そう簡単な話ではありません。
例えば「WordPress テーマ」という検索キーワードがあった場合、これは何故このキーワードで検索したかが分からないと、どのような記事にすれば良いか分かりません。
そこで、実際に「WordPress テーマ」で検索してみます。
一番最初に出てくる「スポンサー」を除くと、WordPressの公式サイトが1位で、2位がWordPressのおすすめのテーマを紹介している記事があります。
画像では5位まで表示されていますが、「WordPress テーマ」で検索している意図は、WordPressで使うテーマを探しているという風に見えますね。
もう少し深く考えると、「WordPressでおすすめのテーマを知りたい」という意図のようにも感じますね。
別の意図で考えると、「WordPressのテーマってそもそもどういう意味だろう」、というのもあり得ます。
このように一つのキーワードに対して、複数の意図の場合も当然あるので、必ず検索をして確認する作業が必要です。
キーワードをどういう順番で選んで記事を書くか
キーワードの検索意図が分かったら、早速記事を書きたいところですが、たくさんある複合検索キーワードからどういう順番で記事を書くべきでしょうか。
まず書く順番に正解などありませんので、書きやすい記事から書きましょう、というのがアドバイスになりますが、サイトの構成要素として最低必要な記事は先に書いてしまいましょう。
例えば先程のWordPressの例でいうと、「wordpress とは」というキーワードは検索数が6,600回/月で多く検索されているキーワードですので、競合サイトがこの検索キーワードを狙って記事を書いていることだと思います。
そのため、1位はおろか1ページ目に表示されるのは難しいと言えますが、WordPressを専門としているサイトであれば高い順位が取れるかどうかに関わらず、サイトに記事として存在しているべきです。
このように、順位がどうあれ専門性を高めるために、サイトで必要なキーワードは記事として先に作っておくのが良いでしょう。
もしサイトで最低必要なキーワードである程度記事が溜まってきたら、次にニッチなキーワードを狙って行きます。
ニッチなキーワードというのは、一般的に検索数が月間100前後のキーワードを指します。
月間500以上1000未満がミドルキーワードと言ったりします。
ニッチなキーワードを狙う理由は、検索数が少ないキーワードをそもそも狙う人や企業は少ないと考えられているため、サイトの専門性が高ければ高順位を狙える可能性があるためです。
キーワードに関してはここまでになりますが、キーワード設計は、ざっくりとこんな感じで行いますが、突き詰めるとキーワードの類義語や共起語といったメインのキーワード以外にも関係性の強いキーワードを狙うというやり方もあり、企業によっても属人的な戦略がありますので、興味がある方はセミナーに参加や、プロに相談などして研究されることをおすすめします。
質の高いコンテンツが必須
キーワードの調査の次は、いよいよコンテンツ作成になります。
コンテンツ作成については、Googleの評価ガイドラインに沿って作成するのが王道です。
Googleの評価ガイドラインの一つにE-E-A-T(Experience:経験、Expertise:専門性、Authoritativeness:権威性、Trustworthiness:信頼性)の頭文字を取った言葉があります。
E-E-A-Tの詳しい説明は、以下の記事に記載していますので合わせて読んでみて下さい。

とはいえ、E-E-A-Tに沿った記事と言われても難しいと思いますので、もう少し具体的に説明します。
先ず機械的にできる事として、キーワード調査のときにGoogleで複合検索キーワードを実際に検索しました。
その時は検索意図をタイトルから判断するだけにとどまりましたが、実際に記事の中身を読んでみて下さい。
そうすると、目次があるブログが出てくると思いますが、上位10位くらいまでの記事を実際に見て、目次や見出しをエクセルやスプレッドシートにまとめます。
これは、どういう記事が必要とされているかを理解するために行う、競合調査になります。
上位10記事を調べると、共通している内容や独自性のある内容が分かりますので、これを元に記事を書きます。
そのまま記事をコピーしてしまうと、ペナルティーになりますので、必ず自分の言葉で作成します。記事本文をしっかり読んでしまうと影響を受けてしまう可能性もあるので、目次や見出しだけサラッと読んで、まとめるだけにしましょう。
ここまでの説明がキーワードに対する対策、アプローチとなります。
順位を確認する
コンテンツ制作が終わり、投稿したあとに必ず行うのがキーワードの順位チェックです。
キーワードの順位チェックは、Googleで検索して確認するのでは非常に効率が悪いので、順位チェックツールを使って行います。
キーワード順位チェックツールで代表的なものに
の2つがあります。
GRCは無料で3つのURLと20キーワードまで確認と記録ができるので、初心者の方はGRCで十分だとは思います。
Rank Trackerはキーワード順位チェックだけでなく、キーワードの調査や競合サイトの調査もできるため、今後本格的にSEOをやっていく人であれば初めから使っていても良いと思います。ただ、お試しで使うことはできますが保存ができないため記録するためには有料版の契約が必要になります。
これはGRCの画面です。検索語に検索するキーワードを設定して、1日1回検索順位を確認します。
検索語の右側にある1,2,4などの数字が検索ランキングです。
左下にグラフがありますが、順位の上下が視覚的に分かりやすくなっています。
詳しい使い方はGRCの説明のページを見ると分かります。シンプルで使いやすいです。
Googleサーチコンソールで実際の検索数と順位を確認する
WordPressを作成した際に、恐らくGoogleサーチコンソールを導入されているかと思いますが、Googleサーチコンソールには検索パフォーマンスというメニューがあり、実際に検索キーワードで検索して、どのくらい自分のページが検索結果に表示されたかやクリックされたか、検索順位も確認する事が出来ます。
画面が一昔前なので、色が現在と異なりますが表示内容は同じです。また「平均掲載順位」の項目をクリックすると、各キーワードの順位も表示されます。
Googleサーチコンソールはアプローチしたキーワードに対して、自分のサイトが検索されているか(表示されているか)を確認するために使います。
1ヵ月に1回ほどで確認は十分だと思いますが、意図していないキーワードがここに表示されている場合は、もし作っているブログサイトの内容に関係する場合は、そのキーワードに対してよりコンテンツを厚くするのが望ましいです。
逆にまったくサイトとは関係ないキーワードが表示されている場合は、そのキーワードの原因を探して、削除するなり対応が必要です。
まとめ
今回は、SEOの内部対策の中でもキーワード対策に関して説明しました。
キーワード設計はSEOの要となるため、このキーワード設計だけで1ヵ月近く掛かる場合もありますし、調査の末、狙うキーワードを諦めるという選択肢も当然出てきます。
いずれにしても、コンテンツ制作においては自分がその道やその商品にある程度精通していないと、専門性のある記事や独自の見解、独自性のある説明が難しくなるため、そのキーワードを長い期間で本当に書き続けられるかが一つの判断となります。
もしキーワード設計や調査について悩んでいる場合は、テダスクでも相談を承っておりますので、お気軽にご相談ください。
以上、「SEOのためのキーワード設計と検索キーワードの検索数を調べる方法」でした。
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