キャッシュレス決済やオンライン決済の需要は年々高まっている中で、決済方法のせいでお客様を取り逃がしてしまう可能性もあります。
しかし、決済サービスは数多くあり、導入するのが大変だったり費用がかさんでしまったりすることを懸念される方も多いでしょう。
そこで、おすすめなのがSquare(スクエア)という決済サービスです。
この記事ではSquareの導入方法やメリット・デメリットを解説します。
これから決済サービスを導入しようとしている方はぜひ参考にしてください。
Square(スクエア)とは
Squareとは、事業者向けのキャッシュレス決済サービスのことです。
スマートフォンやタブレットに専用のICカードリーダーを接続することで、クレジットカード決済ができます。通常はクレジットカードの加盟店ごとに申込をして、それぞれのブランドごとに管理や入金申請を行う必要がありましたが、Squareに申し込めば主要なクレジットカードブランドを一括で管理が可能となります。
そのため、飲食店や小売店でSquareを導入する企業が増えています。さらに、オンラインショップでの決済にもSquareを使用できます。
Squareを導入するには
キャッシュレス決済サービスであるSquareを導入する方法や費用について紹介します。
Squareの導入方法
Squareの全体的な導入の流れは次のステップになります。
- Squareの無料アカウントを作成する(PCの場合は公式HPから、スマートフォンの場合は「Square POSレジ」アプリから)
- メールアドレス・事業内容・入金先口座情報などを入力する
- 決済端末を購入する
- 決済端末と接続するスマートフォンやタブレットに「Square POSレジ」アプリをダウンロードして設定する
- 登録したメールアドレスにカード決済や電子マネー決済の承認の連絡が来たら完了
TEDASKでもSquareを利用していますが、事業を開業したばかりでも事業内容や情報を連絡することで開設できますので、ハードルは高くない印象でした。
Squareを導入する時の初期費用
Squareは登録や必要なアプリが無料となっています。そのため、導入する時の初期費用は、決済端末の料金のみです。Squareで取り扱っている決済端末は次のとおりです。
- Square ターミナル:39,980円
- Square リーダー(第2世代):4,980円
- Square スタンド:29,980円
一番シンプルな機能のSquareリーダーを利用するなら、初期費用を1万円以内に抑えられるため、キャッシュレス決済を気軽に導入してみたい方におすすめです。詳しくは以下の記事をご覧ください。
また、決済だけでなくレシートの印字までもこなせるSquareターミナルは、1台でレジの機能を果たせます。詳しい使用方法などは次の記事を参照してください。
https://tedask.jp/square/square-terminal/#toc7
Squareの決済手数料
Squareは月額料金や振込手数料がかからず、お客様が決済した金額にかかる決済手数料のみです。対面決済での主な決済サービスにかかる費用をまとめました。
決済方法 | 決済手数料 | |
クレジットカード | VISA Master Card JCB American Express Diners Club Discover | 3.25% |
電子マネー | PayPay 交通系ICカード QUICPay | 3.25% |
iD | 3.75% |
オンライン決済はクレジットカードでの決済が可能で、3.6~3.75%の決済手数料がかかります。
Squareを導入するメリット・デメリット
さまざまなキャッシュレス決済サービスがありますが、Squareを導入するメリットとデメリットを紹介します。
Squareを導入するメリット
Squareを導入するメリットは3つです。
①導入が簡単
1つ目は、導入が簡単なことです。キャッシュレス決済を申し込む場合、申請に必要な手続きが多かったり、決済を利用できるかの審査に1カ月以上かかったりすることもあります。しかし、Squareであればネット上で約10分で申請ができ、最短6日で審査が完了します。手間や時間をかけずにキャッシュレス決済を導入したい方にSquareがおすすめです。
②初期費用が安くできる
2つ目は、初期費用を安くできることです。Squareを導入する時にかかる費用は決済端末だけです。また、月額費用もかからないため、期間限定のイベントのみの利用など、いろいろな使い方ができます。
③入金サイクルが早い
3つ目は、入金サイクルが早いことです。キャッシュレス決済で売り上げると、銀行口座に入金されるまでにタイムラグが発生しますが、Squareであれば最短翌日に入金されます。リアルタイムで収支の管理ができます。また、入金額に関わらず振込手数料は常に無料なので、ランニングコストも低く抑えられます。
Squareを導入するデメリット
一方、Squareを導入するデメリットも2つ紹介します。
①一括払いしかできない
1つ目は、クレジットカードの支払い方法を分割払いやボーナス払いを選択できず、一括払いしかできないことです。特に高級商品を取り扱っている店舗だと、一括払い以外を希望されるお客様が増える傾向です。ただし、クレジットカード会社によっては支払い後に、お客様の申請によって支払い方法を後から変えることもできます。
②QRコードの決済方法がPayPayのみ
2つ目は、PayPay以外のQRコード決済が使えないことです。PayPayは日本でよく使われているQRコード決済サービスで、日本人のお客様が多い店ではそこまで不便には感じないでしょう。しかし、外国人観光客の中でも特にインバウンドを見込める中国人がよく利用する「UnionPay(ユニオンペイ銀聯)」「WeChat Pay(ウィチャットペイ)」「Alipay(アリペイ)」が使えません。
決済サービスならSquareがおすすめ
キャッシュレス決済サービスを導入する手間や費用を抑えたいのであれば、Square(スクエア)がおすすめです。
初期費用は決済端末代、ランニングコストは決済手数料のみで、決済手数料も他のサービスと比べても低い水準です。
支払い方法の幅が少し狭い点がデメリットですが、業態やサービス内容によってはあまり気にならない方も多いのではないでしょうか。
キャッシュレス決済サービスの導入に悩んでいる方は、Squareを検討してみてください。
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https://tedask.jp/square/how-to-use-the-square-reader/
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